花凜文学

アイ アム ザ  ゴーイングマイウェイ

ONE PIECE読んだら号泣した件。

ワンピース巻八十四「ルフィVS,サンジ」の感想

 

サンジがかっこよすぎてどうしよう( ;∀;)

 

そしてルフィが万物の父過ぎてどうしよう( ;∀;)

 

いや~、サンジが表紙を飾っているから久しぶりに読んだワンピース、屈指の大感動巨編になっていてびっくりしました。

 

買ったの2017年2月4日土曜日だけどね。(←日記に書いてあった)

 

サンジの悲しすぎる過去(王子だとは思わなんだ)、ルフィの男気、二人の男の覚悟に胸が詰まって涙がボロクソ流れましたよ!

この胸が詰まった気持ちは、この話を書いた、今のこの時代にこういうエピソードをぶっ込んできた作者の尾田栄一郎先生へのリスペクトにほかなりません。

 

やっぱさ、すごいよ、この先生。

 

一般論ってあるじゃない。日本の一般論は「家族がいちばん」という社会でさ、「家」を大事にするのが日本のもともとの伝統で、文化とされてきたじゃない。「何があっても親を思わない子はいないし、子を思わない親はいないさ☆」ってテレビもマスコミも報道するでしょ。

この作品はそれに対して真っ向から喧嘩を売ったんですよ!!

日本のお家制度を真っ向から批判したの!!

 

なかなかできることじゃないって(汗)

 

何より、サンジがすごい孤独を抱えて、ひとりぼっちの闇を抱えて、それでも優しい人を求めて海に旅立った、というエピソードがもう泣ける。

サンジは優しい子供で、生き物に優しく、女性に紳士的で、それこそが人が人である証だと先生は「」で説いているのですよ。すごいのが、それがまったく説教臭くないという点。くどくもなく、ごく自然と読み手の心に入ってくるんですよね。

私は涙ドパーで読んでいたけど(笑)、レイジュがサンジに告げたあの台詞は、先生の魂の叫びだろうなあ。

先生は、親から自由になれと説いているんだと思います。日本中の、世界中の、親に振り回された孤独な子供たちに勇気を与えていると。

親に束縛されるな」と。

 

 

 

何かね。

 

ワンピースは、昔は笑って泣けてギャグが満載で、夢と冒険の愛情あふれる話だった、第二章が始まって読まなくなった、みたいな声って最近多く聞くのね。

「そうなのかー」って勝手に受け止めて勝手に買わなくなっちゃったんだけど、何でそこで周りに流されて買わなかったんだろうって、自分を振り返って叱りつけたくなりました、私。

今巻を読んで、夢と冒険と愛の話はまったく変わってないと確信したんですよ。

 

ワンピースの世界観は、平たく言うとすごくシビアな物語になっています。

敵が人道に背いた行為も平気でするようなやつらで、悪役どころか「人間の屑」って感じの、愛着持てないタイプの人物がいっぱい出てきます。そこらへんは確かに変わったところだと思う。

 

でも。

作品に流れる根幹は、愛。

 

愛を描く、という意味においては、先生は何も変わっていません。

 

尾田栄一郎先生は、どんな残酷な現実があっても、それに負けず、引っ張られず、自分の正義と愛を貫けと唱っているのだと思います。卑劣すぎるやつらを憎んでいる。暴力と兵器に満ちた社会を全面批判している。先生は、ルフィを描くことによって、仲間を助け、友を守り、愛情を持ち続けて己の正義を全うしろと訴えているのです。

その勇気がこんなにもある。

 

先生は天才なんだろうな。この巻を読んで確信したわ。

 

1巻当初から光り輝いていたけど、80巻以上出た今でも、それは失われていない。……というか、より強く、美しく、神々しくさえあります。

ルフィたちは本当に強くなった。

きっと先生なら、今苦しんでいるサンジも、仲間のために戦うルフィたちも、この戦いの最後には愛あふれるエンドがあるだろうな。

ルフィ、その強さでサンジを助けてあげてね。

 

ワンピースは傑作だ!!